
駐車場からねこさんが覗いていました。

「誰か来たようだが、どちらさんかな?」

「コイツに付き合ってもしょうがないな~」

「ちょっくら出かけてくらぁ」 スタスタ

おや、その先にも黒ねこさんが歩いています。

ちょっと追い付きそうにないですね。

そうしているうちに、向かいの戸の下から子ねこが出てきました。

「おじさん、だ~れ~?」

さらに、左を見ると親子の集団が居ます。 こちらを追いかけましょう。

「この時刻に人間が何してるのにゃ~」
途中で白黒ねこさんが見つめていましたが、こちらもパスします。

「人間が来る、気をつけなさい」

近づくにつれ、子ねこたちが逃げ始めました。

先にボールを投げて気を引きます。

「何だあれは?」

案の定、戻ってきました。

「面白そうなものがある~」

じ~ じ~ じ~

お母さんはずっと警戒中 「そろそろ逃げなさい」

「逃げろ~っ!」 バタバタバタ

ピョ~ン

お母さんも子ねこたちの後から柵の中に入りました。

「さあ、早くこの中に入るのよ」

ムギュ~ 黒い子ねこはわざわざ一番狭いところを通り抜けます。

「さあ、ここまで来れば安心よ」
撮影日:2010年7月
