
道端にサビねこさんがたたずんでいました。

じっと何かを見つめています。

視線の先には・・・

キジ白ねこさんが居ました。

じ~

「よし、見てろよ~」

「ここらでいいだろう」

「にょび~」

「次で決めるぞ!」

ころ~ん

「どうだ、立派なもんだろう」 ペロペロ

「もう、たまんな~い」

スタスタ

「あ、あの~、是非お友達に・・・」

チュッ!

「おいおい、朝っぱらからお安くね~な」 「キャッ! こわい~」

「サビちゃん、逃げて!」

「おい、待てよ」

ガーッ!

「やめとけっ!」

「へ、ヘイ」

「今だっ!」

スタコラ、スタコラ

キジ白ねこさん、逃走しました。

「逃げちまったぜ」

「あ~あ、最低なヤツ~」

「お嬢ちゃん、そんなヤツにだまされるなよ。 さあ、行くぞ!」
「そうそう、ヒッヒッヒッ!」 ポリポリ

「親分、オイラもご一緒しますにゃ」

「あ~あ、がっかり」

「あたしの王子様はどこにいるの~」
撮影日:2011年1月
